3びきのくま

 ワッツの『3びきのくま』のクマさん一家を見て、なんとなく日本の洋風絵本で見かけるようなクマさんたちだなあと印象を抱いた。ちょこんとした目の描き方が、そう思わせるのかもしれない。原書は、1984年に出版。
 それにしても、森の自然の描き方にはうっとりだ。やさしいそよ風が吹き、のどかな時間の流れる、穏やかな森。『赤ずきん (大型絵本 (30))』で見られるような光と闇の佇む森ではない。果てしなくしあわせの続く、闇の存在など知らぬといった明るい森である。子どもの理想郷のような森。陽だまりで夢見る森――。
 4月ということで、思い切って書影を大きくしてみよう。ただ残念ながら、日本語版の絵はなくて、英語の、しかも絶版の書影なのだけれど。
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Goldilocks and the Three Bears