How Many Baby Pandas? コロコロパンダがいっぱいの数の絵本

non fiction bears

　コロコロ、フワフワ、そしてシロクロ。この白黒デザインの完璧とも思える配置には、丸くて柔らかそうなイメージ以上に、いつも目が釘付けだ。竹林の中でゴロンゴロン、コロンコロン。初めてパンダを見た人々は、どんな気持ちだっただろう。中国の奥地で生息が確かめられたのは、いつごろなのだろう。歴史書に、その存在の記載はあるのだろうか。うーむ、次から次へと質問が湧き出てきて興味が尽きない。
　"How Many Baby Pandas?"は、世界遺産に指定されている中国四川省の臥龍自然保護区に生まれた赤ちゃんパンダたちを、８まで数を数えながら紹介する写真絵本である。生まれたときはウィンナーぐらいのサイズでの赤ちゃんが、コロコロ育って、笹の葉を食むまでに成長する姿が、いやもう可愛くて。娘といっしょにため息をもらしながらページをめくっていた。作者は、サメの赤ちゃん絵本の方。毎度ながら、動物観察眼が鋭い。
→Tough, Toothy Baby Sharks サメの赤ちゃん、こんにちは！ - 絵本手帖

How Many Baby Pandas?

How Many Baby Pandas?

　同区は2008年5月の大地震で壊滅的な被害を受け、保護センターでも犠牲者が出た。復旧支援は以下へ。