Dark Night そろそろ、ハロウィン

 "Dark Night"はハロウィンがテーマではないけれど、だんだん日が短くなってくる今頃にぴったりの絵本だろう。ほどよく素人っぽい展開が、不思議な親しみやすさを投げかけている。何となく、ずっと目の届くところに置いておきたいような、そんな感想。ワニの絵本に出てきた、あのワニも登場する。キャラクターたちの表情がよいのかなあ、一度見たら、もう一度見返したい衝動に駆られるイラストときた。
 真っ暗な森に足を踏み入れ、そこでオオカミ、トラ、ワニに遭遇して、さてどうなるのでしょう。「ドキドキ」と「ホッ」が交互に体験できて、子どもはきっとストーリーに引っ張られっぱなし。ウサギのかぶったお面が、かなり強烈な印象を放つ。最後は「3人組を家に招き入れる」っていう終り方でもよかったと思うけど。もとはフランスの絵本。
I'd Really Like to Eat a Child はらぺこワニぼうや - 絵本手帖
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Dark Night

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