メリークリスマス! ホームレスを支援する新聞"REAL CHANGE"

 イブ礼拝にて。主教のメッセージが心に残った。ものごとは見方による、という話。エピソードのひとつに著名バイオリニスト、ジョシュア・ベルがワシントンDCの路上でバイオリンを弾いた話があった。この記事、いつか読んだことがある!――ここにも書いたかな?――確かな記述になっていないかもしれないけれど……以下、記憶を掘り起こして内容を思い出してみると……この日の2日前、ボストン響とのコンサートで、最低でもチケット料100ドルはするコンサートを満員御礼で行っていたベル。当日は野球帽をかぶったカジュアルないでたちで数々の名曲を奏でたが、ほどんどの人々がこの若いバイオリニストの名演に気づかず何も興味を示さなかった。路上パフォーマンスで稼いだ金額は40ドルそこそこ。うち一人がベルだと気づき、20ドルを寄付していったと言う。
 世界的な演奏を耳にしながら、興味のない人間は何も気づかない。つまり主教の言いたかったことは、どんなに美しいものが存在しようと、それを見て感じ取る心が居合わせなければ何も始まらない――ということ。これをクリスマスストーリーに照らし合わせると、イエス誕生の物語を人々はみな知っているけれど、表層で解釈しているに過ぎないので昨今のマテリアリズム的クリスマスが存在する。
 シアトルの街中で"REAL CHANGE"という週刊紙を路上販売しているおじさん(おじさんが多いのです)たちを見かけたら、ぜひ購入して欲しいな。彼らは一部37セントで同新聞を仕入れ、1ドルで販売するホームレスたちです。もちろん1ドル以上の支払い寄付も大歓迎。同紙は購買活動を通してホームレスを支援しつつ、彼らを取り巻く社会問題を提示する専門紙として内容の濃い記事を掲載しています。自分だけが心地よい暮らしは、居心地が悪い。"REAL CHANGE"は、ホームレス問題解決への第一歩を示してくれる大事な新聞です。
 同紙のサイトはこちら。→Home | Real Change
 Merry Christmas!
 娘が第二日課を朗読。とても上手にできました、お疲れさま。今夜はサンタさんがやって来ます!