So Many Days 子どもの未来を想ふ
ハロウィン絵本"Only a Witch Can Fly"に続くアリソン・マクギー&ユー・テウンの絵本"So Many Days"がすてきだった。子どもの将来に想いをめぐらす親の思いが淡々、よって切々と描かれ、共感を覚えた。繰り返し出てくるフレーズはこう。
So many doors in all your days,
So much to wonder about.Who will you be and where will you go?
And how will you know?
これ、まさに親の心情。そこにイラストの版画の色がしんみりと染み入ってくる。淡い中間色で、ほんのり。自然と戯れる子どもの姿を描き、"Someday"以来の感傷を味わってしまった。この子は、男の子にも、女の子にも見える。子どもの素直さが胸いっぱいに広がった。
そして、ほんとうに、どこで、どうしているのか――これは、古今東西、親たちが抱いた永遠の問いかけだ。
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