Sojourner Truth's Step-Stromp Stride ソジャーナ・トゥルースの生涯

　ソジャーナ・トゥルースの生涯を描く"Sojourner Truth's Step-Stomp Stride"を読んだ。子どもの頃、すでに身長は１８３センチ。足のサイズは３０センチで大柄だったソジャーナ。奴隷主から逃亡し、クエーカー教徒にかくまわれたカナダで自由の身となった後、奴隷解放を訴え続けた。
　彼女の演説は有名で当時、大勢の聴衆が集まったという。想像するしかないのだが、つまり神の声が宿った演説だったということだ。オバマ大統領をはじめアフリカ系米国人たちの演説の巧さは、この時代からの伝統なのだと歴史をさかのぼる。というか、死線をさまよう境地を訴えるのだから、渾身の力が振り絞られていた。
　強い女性。同時にチャーミングな女性でもあったのだろう。
　象徴的かつ簡潔な文章が小気味よかった。ステップ、ストンプ、ストライドの豪快なイメージが、映画の一場面のように流れてきた。
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Sojourner Truth's Step-Stomp Stride