電子絵本は、書籍化されたアプリ

Tech Wave : 電子書籍は、デジタル化された本ではなく書籍化されたアプリ Tech Wave : 電子書籍は、デジタル化された本ではなく書籍化されたアプリ
 ペンギン、DKのインタアクティブな電子書籍を見て、想像していたとおりの印象を持った。たとえばビデオで「はらぺこあおむし」や「スイミー」が動いたりしている、あの場面に手を触れると何かが起きそうな、そんなイメージだったので、色を塗ったり、選んだり、おもちゃのように映像メディアと遊べるのが新しい形になりそうだ。
 自分的にここまでは見聞きしても驚かなかったけれど、新風を感じたのはこれ以降。つまり、非常に「今」らしく、ここにSNS的なコミュニティが生まれるという点だった。そこでは作品のファンが集いあい、つぶやき、おしゃべりが可能だというのだ。現行のレビューサイトや掲示板で交わされている声が、作品とともにに集結するというのだから、何と言おうか、嵐の前の静けさというのか、何だかとてつもないことが起こりそうな予感がする。とにもかくにも、この方向性には未知の可能性を感じた。
 ただ、絵本は静画で見たいときもあるだろうから、その設定もあるといいなと希望する。(触らなければいいだけのことかな。)そのあたり、読者の要望によって構築していく今後の姿は試行錯誤とのこと。
 以下、ペンギンCEOによるプレゼンテーションから。