Living Sunlight: How Plants Bring the Earth to Life 命を支える植物の話

 MITで32年間、生態学の教鞭を執る教授により執筆された絵本。植物プランクトンがどのように海洋を豊かにし、炭素と酸素の循環を支えているかを説く。地球生命の科学的存在を描く、内容の濃い絵本だった。
 個人的に惜しむべきと感じた点はイラストだ。生命讃歌に焦点を絞りすぎたため、何かこう、ちょっと宗教的な香りが漂っている。科学と宗教の接点は当然あるのだけれど、うーむ、自分は素直に受け入れがたいという印象。さらりと自然を描く画家だったら、また異なる視覚イメージに落ち着いたと思う。
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Living Sunlight: How Plants Bring the Earth to Life

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