Mog's Christmas モグのクリスマス

 "Mog's Christmas"(邦訳『モグのクリスマス』)は、モグ・シリーズの中でさいしょに出会った絵本です。その後、シリーズはすべて読みましたが、このクリスマス絵本が一番愉快でした。お話は、ふとっちょタビ猫モグの、とあるクリスマスの光景を描きます。
 家の飾りつけをしたり、親戚がやってきたりで、今日は何やらいつもと違う様子。猫は、ふだんと違う空気を敏感に察する動物です。のんびりしていたモグは、バタバタしている家がいやになり、最後には屋根の上へ……。さあ、モグはどうやって家族のもとに戻ったでしょう。この場面、子どもたちといっしょに何度も盛り上がりました。
 収穫感謝の翌日、じつはうちのタビ猫デュークの姿が見えません。うーむ、モグと同じ心境だったのでしょうか。昨日はふだん食べないような白身のお魚をふるまったのです。それが原因でおなかを壊し、どこかで苦しんでいるとか。悪いほうへ、悪いほうへと想像が働いてしまいます。猫ちゃんに関しては、いつもどおりが一番だと反省しました。願わくば、モグのように戻って来てくれますように。
 ……と、暗く沈んでいたところにデュークが帰ってきました。よかった! いったいどこで今日という日を過ごしていたのでしょう、疑問。現在、ピアノの横でごろごろしています。
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Mog's Christmas

Mog's Christmas