2010年クリスマス・イブ

 午後4時の聖餐式に出席。娘がアコライトをしたので息子、主人と3人で会衆席に座った。例年のような説教はなく、クリスマス・ストーリーに合わせてキャロルを歌い、身廊に入る際に受け取った木製の小さな星を、出席者全員で降誕シーンの馬屋の上に飾った。インターアクションのある演出がすごくよかったと思う。伝統的な礼拝司式を期待して参列した人々には期待はずれだったかもしれないけれど。
 毎年イブの夜は友人宅で過ごすが、今年は急きょ中止。かわりに家でトマト・ビスクのスープとアップルサイダーでシンプルな食事になった。食前の祈りは何だか久しぶりで、ちょっと緊張。
 わたしはこういうささやかな食事が大好き。息子がこの日のためにジャズのクリスマス・ソングをiPodに集めてくれ、これをBGMにしながら、みんなでおしゃべりを楽しんだ。何歳までサンタクロースを信じていたかとか。子どもは親の子ども時代の話を聞くのが大好きで、わたしが小学6年生までサンタクロースを信じていたとか、同じ頃まで自転車に乗れなかったとか、そのため交通訓練の日に高学年で歩行者役をしなければならなくて恥ずかしかったこととかを、すごく喜んで聞いていた。
 息子がものすごく久しぶりにサクソホーンを演奏してくれた。娘が「きよしこの夜」のギターコードを習ったばかりで、それに合わせて歌ったり。友人宅の時間と違って、やっぱり家の時間はいいなあとしみじみした。主に感謝。メリークリスマス。
 蛇足。自分の書いたレビューはほとんど読み返さないのだけれど、先日、一昨年に書いた『サンタクロースのすきなおはなし』のレビューを読んで、ちょっと感動していた。その理由は、まさにこの絵本の伝えるメッセージこそいま必要な心だと確信できるから。もう一度、リンクを張ってみます。今夜もこの絵本を読みたい気持ちなので。
サンタクロースのすきな おはなし - 絵本手帖