新春、お節

 あけましておめでとうございます。本年も絵本手帖をどうぞよろしくお願いいたします。
 今年は娘とともに年女になります。ものごとを見きわめ、時間を大切に使う一年を心がけようと思います。
 新春は今年もお節とともに明けました。
 でも残念ながら、今年は反省の弁からのスタートです。いつもだったら満足のお煮しめが少し辛くて、不本意でした。振りかえってみると、根菜の量を微妙に減らした際、調味料の匙加減を誤ったことが理由に挙げらるでしょうか。ごはんにはぴったりの煮込みぐあいですが、単品でいただくと、どうも舌に塩辛さが残ります。初めて挑戦した鯛の昆布〆も同様にたいへん塩辛くなってしまいました。いろいろな仕込み方法があり、あちらこちらの情報をかじったことが災いしたと思います。また、クワイが手に入らず残念でした。大きな重箱も用意したかったものの、いつものサイズです。二の重にもうちょっといろいろ詰めればよかったかな、少々隙間あり。
 しかしながら反省ばかりではありません。今年はお雑煮をおすましから白味噌仕立てに変えてみたところ、おかわり続出でした。西京味噌のまろやかな味わいが大好評だったので、これからは京風がうちのお雑煮になります。加えてデザートのオレンジ・ゼリーも人気を博しており、米国の地で、うちだけのトラディションが生まれつつあるといったところです。
 去年のお節はどんなだったが、フォトライフに収めていたのでよかったです。今年と昨年、ふたつをここに載せ、次の年も参考にしようと思いました。

  • お節2011年
  • お節2010年

祝いの料理――絵本に出てくる理想の家族 - 絵本手帖