うた

バレンタインデーの微熱ちゃん

心待ちにしていたバレンタインデーに 微熱ちゃんになってしまった娘 二十枚の赤いハートが顔に映り さらに熱が上がったかのようです 四日後に春節を迎えるので この赤はそれまでとっておきましょう 彼女は納得して また眠りにつきました

一週間

あっという間に過ぎていく、七色きれいな七つの日。知らないうちに月が出て、知らないうちに火がともる。知らないうちに水を飲み、知らないうちに木を仰ぐ。知らないうちに金コンカンで、土っぷり、日がまた暮れていく。

言の葉の道 

言の葉の道は、われの道 祖母、母、家族の想ひを担ひ ひとりゆっくり歩む道 示されし日は、幼き昔 道草ばかりの日々 されど 今は確かに進む道 自然を愛し、世界を眺め まっすぐな道を歩むなり 一歩一首 詠ひながら あすか