Growing Patterns: Fibonacci Numbers in Nature 自然界の不思議な数

 フィボナッチ数と呼ばれる数列を紹介するノンフィクション写真絵本。この数列は古代インドですでに発見されていたけれど、イタリアの数学者フィボナッチが有名にしたらしい。
 絵本では花びらやまつぼっくりの種などを用いてフィボナッチ数を説く。

1+1=2……次のフィボナッチ数は、数式で使われた最後の数字ふたつ(ここでは1と2)を足して次の数を算出する。
1+2=3
2+3=5
3+5=8
5+8=13
8+13=21
13+21=34
21+34=55

……と続く。
 おもしろいことに、まつぼっくりの種、ひまわりの種、パイナップルの皮、巻貝のらせん……がみごとにフィボナッチ数に当てはまっている。らせんを描いていれば、どれも当てはまるようだ。これは、すごい!
 もちろん自然界のものすべてがフィボナッチ数で語れるわけではないのだけれど、こんな自然の法則を知っていたら、花や貝殻がまたちがう角度から観察できそう。

Growing Patterns: Fibonacci Numbers in Nature

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