ポッサムという四足獣の、尖がった鼻と鋭い目のいでたち――わたしはちょっと苦手なのだ。いつだったか、夜更けにガラス窓をはさんで「何ものだろう?」と互いににらめっこした相手がポッサム。威嚇する面長の風貌に前歯が覗き、心臓がぎょっと飛び上がった。…
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