Ann Morris & Ken Heyman の写真絵本4冊

 北半球に限ったお話。冬至を前に日々暗くなる中、光、温もりを求める風習はどこの文化でも生まれていた。これを学んだきっかけは、息子が小さかった頃、毎週欠かさず通ったチルドレンズ・ミュージアムにある。アドベント期はいつも各文化の冬のお祭りを紹介するプログラムが開かれ、ところ違えどどこでも「光」をテーマにしている事実が印象的だった。だから毎年この時期になると無意識のうちに「多様文化」がうちのテーマになったりする。クリスマスという一面もあるけれど、ひとつの文化よりたくさんを見回すほうが心ほぐれるというのが本音だったりして。
 そこでどっさり、アン・モリスの写真絵本を借りてきた。帽子、くつ、パン、家――、どれも風土の違いから生まれた文化の違いを鮮やかに伝えてくれ、ページをめくり始めたら、なかなか絵本から離れられない。シリーズに出会ったのは前述のミュージアムなので、息子との思い出を垣間見るような気持ちにも浸れる。なもので、娘といっぱい読まなくちゃという思いも含まれる。彼女、帽子嫌いなので、これを見て好きになってくれるかな。わたしは大好きなのに! 
 まったく関係ないのですが……子どもたちの熱いリクエストにより宣言。“はてなダイアリーブック欲しい!”“Wii欲しい!”。はてなダイアリーブックの「はまぞう」の表紙がかわいい! 冊子にするとしたら、抹茶色ハードカバーを希望しようかな、と夢がむくむく。(asukab)
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  • 巻末に国名が紹介され、写真の解説がつく。こちらはすべて、ペーパーバック

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