THE BIG BOOK FOR PEACE へいわのえほん

 本日はクリスマスイブ。クリスマスカードを書き終え、クッキーも昨日すべて焼いて準備したので、近年には珍しくかなり余裕のイブだった。イブ礼拝にもバタバタせずに出席。この時間の流れ方はモデム故障でネット接続不可だったことから生まれたのかなと振り返ったりするけれど、実際のところどうだろう。毎日記録ができずにもどかしく感じたのは事実だが、賢い時間の使い方を考慮するとこんな風に数日まとめ記載もいいかなと思い直した。
 礼拝後、教母や友人らと歓談。家に戻り、包んでなかったプレゼントを包み就寝。
 教母から贈られた絵本は、『The Big Book for Peace』。著名作家たちが平和について語り、描いた作品が散りばめられた一冊だ。平和活動家である彼女から受け取ったことに大きな意味があると思った。感謝。
 今年のクリスマスは、富裕層と貧困層のギャップをとくに強く感じた。そこで問うてみる――米国の教会(聖公会に限る)に欠けているものって何だろう。ここは主教座聖堂であり、地区が地区なので富裕層が集まることはよく理解できるのだけれど、それにしても自分の住む地区の日常と差があり過ぎる。なので、ここに教籍を置くよりも、別の教会を探したほうがいいんじゃないかと最近ずっと考えていた。価値観が共有できないもの。日本の教会(中部教区と京都教区)にも識者や専門職の人々が多かったけれど、みんなもっと慎ましかった。慎ましい生活。個人主義と商業主義からなる米国にあり、慎ましさを求める発想は宗教でさえも持ち合わせないのかもしれない。もちろん、そうでない聖公会の教会もあるだろうけれど、わたしの周りでは違う。日本にいた頃、米国社会では出世・昇進すると教派を聖公会に変えると聞いたことがあったのだが、もしやそういう社会集団を目の当たりにしているのではとも思えた。クリスマスにふさわしくない気分を味わう。冷たい雨の中、あったかいココアを振舞ってくれたおじさん、ありがとう。(asukab)

  • クーニーやセンダック、ゾロトウらが平和を語り描く。残念ながら、品切れの模様

The Big Book for Peace

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