ことのは手帖

 2007年を迎え、もうひとつブログ(http://d.hatena.ne.jp/asukabrown/)を開設してみた。こちらは、言葉の記録帖だ。これにより、はてなで三つのブログに書き綴ることになったけれど、一番更新できないのがhttp://d.hatena.ne.jp/abrown/。理由は、画像の貼り付けが面倒というところにある。被写体はたくさんあるのについつい億劫になり、小鳥さんがピッピと動いているだけのページになってしまった。これは、自分の生活の反映と反省。わたしにとり写真(延いては映像、音声)は身近でないことがあらためて証明された。子どもたちを喜ばせるために、もっと頑張らなきゃいけない分野なのにね。
 逆に自分のもの、というか、常にともにあり、普遍性を感じさせてくれるのが文字。読書家でないにもかかわらず、常に出力したがっている自分がいる。そんな自分の落書き帖、色を混ぜ合わせるパレットのような存在として三つ目を始めてみた。
 五感を意識するとき、文字・言葉が一番人間の近くにやってくる。音声も映像も写真も、媒体を通して情報を示すに過ぎず、ライブでないし本物ではない。一方で言葉は紙やインターネットなど媒体は変われど、その普遍性ゆえに作り手としての人物を、描かれた対象としての本物を常に伝えるものだと思っている。というわけで、書きたがっているんだから書かせておけばいいじゃない――という気持ちで、自分を見守ることにした。id:finalventさんの言葉をお借りすると、「自己の生成過程」と「自己の客体化」ということになる。
 絵本手帖の記録は、絵本との出会いを含め生活の一部になっている。子どもといっしょで楽しいし、これからも日課としてどんどん書き認めていこう。