泣いた赤おに
お気に入りの鬼の絵本といえば『泣いた赤おに (日本の童話名作選)』。(でも、自分の読んだ絵本は、この表紙ではなかったような……)。子どもの頃、鬼といえば怖い存在だった先入観に対して、心優しい鬼のイメージが生まれた特別な絵本でした。
というわけで、うちの節分。本日は他所で一足早い春節のお祝いがあり、そっちに出かけてライオンダンスに見入ったりしていて夕食の準備は大遅延。いわしの頭とヒイラギの葉を玄関軒に下げ、家の四方に炒り大豆を置き、最後は手巻き寿司の準備。七福神にあやかりかんぴょうや人参、ほうれん草など7種類の具を並べ、食前の祈りと相成りました。もちろんおめでたい大寒卵の卵焼きも入っています。「鬼」とは自分の弱さであることを話し、立春前夜に自分たちの内的ゴールをあらためて確認しました。
恵方巻きは手巻きにしてよかったです。各自の量がぴったり。子どもたちはちゃんと七福を丸め、「生る」「成る」(id:TomCatさん)を胸に秘め……と願いたい……静寂の中でいただきました。主人も、もくもくと食べる静けさが気に入ったようで、もっとやろう〜との声が娘からも。きっと日本全国、こんな食卓だったのでしょうね。
旧暦に即した暮らしの豊かさに包まれた今宵、id:ie-ha-te-naさんにあらためて深謝。
- 作者: 浜田広介,梶山俊夫
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1992/12/01
- メディア: 大型本
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