ピーターとおおかみ……再び

 一昨日に記した「小さなお友だち」は、昨年ここに引っ越してきた元医師Nさんの曾姪にあたり、Nおばあちゃんは機会を見てはうちの娘も誘っていろいろ遊んでくださいます。本日はプロコフィエフ作「ピーターとおおかみ」の演奏会に連れて行ってくださいました。絵本『ピーターとおおかみ (ぶたいしかけえほん)*1*2を読んでから……と思ったら、Nおばあちゃん宅にて原書を読んだとか! 飛び出す絵本でさらにイメージが広がり、楽器の音色に乗ってさぞ楽しく動物たちの様子が楽しめたことでしょう。コンサートは2部構成。後半はサン-サーンス作「動物の謝肉祭」*3だったそうで、子どもにぴったりの演目です。こちらも絵本で読んだのを覚えていてくれたかな〜と、昔書いたレビューを振り返りました。
 昨晩は聖歌隊の先生によるオルガン・コンサートに招かれ、当地初というパイプ・オルガンによるムソルグスキー作「展覧会の絵」を鑑賞しました。こちらも絵になる演奏です。娘は昨夜と今日で、3つの絵画的な作品を堪能し、さぞかし心の栄養になったことでしょう。
 ムソルグスキーの「展覧会の絵」は、急死した親友ハルトマンの遺作展でインスピレーションを得た描写でありハルトマンに捧げられていること、988年にキリスト教が伝来したキエフがロシア民族の心のよりどころとなる地であることなどetc.先生執筆の解説から多くを学びました。最後のキエフに鳴り響く鐘の音の箇所はいつも感動するのですが、この日もそう。力強く若々しくて素晴らしい演奏でした。(asukab)
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  • 原書、日本語訳共に真ん中から観音開きになる作りで、書影と異なります

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