わたしの絵本棚

 短歌とは「わたし」をどう詠むかを永遠のテーマに据えた表現形態で、視点の切り取り方に関して勉強になることが多々あります。ある対象物を詠む場合、それをどう捉えるかが「わたし」になり、作品に投影されることで自分が見えてくるわけです。
 同様のことを絵本に対して試みているのが、この絵本手帖です。一冊の絵本を読み、対象物をどう捉えたかで「わたし」が映し出されます。絵本手帖はその堆積を綴じているに過ぎません。
 絵本『つばさをちょうだい*1に出会ったことで、自分と一体化し呼吸する絵本の心地よさが再度確認できました。ということで、この絵本棚には、「わたし=自分の感性」と自然に重なる絵本を挙げてみようかと思います。今後もそのような絵本に出会ったら、どんどん加えていきます。
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つばさをちょうだい

りんごのえほん

かたつむりハウス (児童図書館・絵本の部屋)

I Love Boats

Wave

みるなのくら (日本傑作絵本シリーズ)

ぼくとくまさん

カクレンボ・ジャクソン

ファーディとおちば

むぎばたけ (日本傑作絵本シリーズ)

こうちゃん

おはなしのもうふ

Chicken Soup with Rice: A Book of Months (The Nutshell Library)

おかあさんだいすき (岩波の子どもの本 (5))
 こうやって眺めてみると、自分の好きなものそのものが反映されています――アート、裏庭、果樹、潮風、砂浜、船、暦、布、リボン、レース、ボタン、月明かり、子ども部屋、落ち葉etc.