子どもはみんな、花開く
『おそざきのレオ』は昨秋以来、娘のお気に入りになっている絵本。小学校に入学したばかりだったので、動物たちの学校生活の様子に共感できたようだ。初めて読んだとき、花に囲まれるレオを見て彼女が見せた笑顔がとても印象的だった。
読んだり、書いたり……なかなかうまくできないトラの子レオ。父親が気をもむ一方で、母親は「あの子は遅咲きなの」とどっしりと構えている。世の中は競争社会かもしれないけれど、幸せは競争じゃないものね。
ちょうど同じ頃、1年生のクラスで原書『Leo the Late Bloomer』を使って授業している光景を目にした。教室には先生の描いた大きなレオの絵が飾ってあり、それを見た娘は「あ、レオ〜!」と叫んで大喜び。原書ではcouldn'tだけど、ここでは現在形で「can/can't」の文章を作る練習をしている。
図書館にビデオがあったので借りてみると、これがすごくいい。レオの「I made it!」という最後のひとことが表情豊かでかわいいのだ。それを見た娘は「イエ〜イ!」と両手を挙げてガッツポーズ。レオの気持ちになっていたんだね。(asukab)
- 作者: ロバートクラウス,ホセアルエゴ,今村葦子
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- 発売日: 1997/06
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