作家つれづれ絵本手帖 Mini Grey


Mini Grey 作品名印象・特徴初版年
Egg Dropデビュー作、超現実2002
The Very Smart Pea and the Princess-to-Beおとぎ話2003
Biscuit Bearサーカス、降誕節2004
Traction Man is Here!コマーシャル文化、降誕節2005

 Mini Grey は、今1番夢中になっている英国の作家である。何がいいのかといえば、おとぎ話の間テクスト性を生かしたユーモアと、商品ラベルや包装紙を使用するコラージュの洒脱さ、そして小学校教師ならではの子どもを知り尽くした心眼の3点だろうか。大学では英文学と美術を専攻し、卒業直後は劇場で舞台美術を担当していたというアート系の背景にとにかく親近感が湧いた。ミニ・クーパーの車内で出産したことから「ミニ」と命名したあっぱれな両親を持つのもユニークだ。うちの両親も既成概念にとらわれていなかったし……、すごく身近に感じてしまうのだった。
 などなどで、Mini Grey とは、感性、環境が、時を経たジグソーパズルのようにきれいに当てはまる。(と思い込んでいるだけっていう面もあるんだけど。)デビュー作は、米国では出版されていない『Egg Drop』。その他3作品『Biscuit Bear*1、『Traction Man Is Here! (Boston Globe-Horn Book Awards (Awards))*2、『The Pea And The Princess*3は、すでにブログで感動のままを紹介した。トラクションマンの日記が読めるサイトもあるので、これにも注目しなくては!(asukab)

  • Mini Grey デビュー作

Egg Drop

Egg Drop