レインフォレストの立体工作

 娘のクラスのアート・プロジェクト。今週は動物園でレインフォレスト生態学習をしたこともあり、アマゾン熱帯雨林の立体工作にする。担任の先生と話し合い、さっそくサンプルを作ることになった。参考にした絵本は、もちろん『カポックの木―南米アマゾン・熱帯雨林のお話*1である。
 原書『The Great Kapok Tree: A Tale of the Amazon Rain Forest』との出会いは、図書館で。その後、息子のプレスクールでレインフォレストの単元を学習する際、再び触れることになった。小さな子どもたちが高度な学習単語の出てくる絵本に見入る姿は想像しがたかったけれど、帰宅した息子が真剣な顔をして「ツリー・フロッグや動物を守るために、森を守らなきゃいけない」と話してくれたときは「メッセージがしっかり伝わっている」とハッとさせられた。プレスクールでも幼稚園でも、宇宙、海洋、恐竜の単元いずれにしても専門用語がそのまま伝えられ驚くばかりだった。「とにかく触れる」という姿勢なのだが、これが後に芽を出すことを思うと感心しきりである。息子も娘も通ったのはごく普通のプレスクールだった。
 そんなことを思い出していたら、娘がレインフォレストの生態域を教えてくれた。頭の上からemergent, 肩のあたりをcanopy, ひざのあたりunderstory, そして足がforest floor(突出木、林冠部、低木層、草木層)……だそう。立体ジャングルのサンプルに4つの階層は出せなかったが、ナマケモノ、オオハシ、へび、チョウチョウ、アリクイを切り抜いて飾ったり、貼り付けたりした。
 うちのは邦訳だけどクラスに持って行き、楽しい工作の前後にでも英語のほうを読んでもらうようリクエストしてみよう。レインフォレストは、わたしにとっても魅力の単元である。息子のツリー・フロッグ好きはここから始まった。(asukab)

カポックの木―南米アマゾン・熱帯雨林のお話

カポックの木―南米アマゾン・熱帯雨林のお話