Through Georgia's Eyes ジョージア・オキーフの見た世界

 『Through Georgia's Eyes』を読んでみようと思ったきっかけは、地元在住画家による絵本だからという理由だった。でも絵本を閉じたときには、絵よりも言葉の語りかけに魅せられていた。 
 描かれるのは、ウィスコンシン州の農場で育ったオキーフが画家を目指してシカゴ、ニューヨークで学び、ニューメキシコ州自己実現を果たすまでの姿。オキーフが歴史となった今では美しい軌跡だが、当の本人にはさまざまな葛藤があったことだろう。自分の感性を信じ続けたオキーフに、敬意を表さずにはいられない。これは、簡単そうに見えて、もっとも難しいことのひとつだと思う。(asukab)
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Through Georgia's Eyes

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