Polo: The Runaway Book ポロが本を追いかけるお話

 『Polo: The Runaway Book (Adventures of Polo)』は、盗まれてしまった大好きな本を取り戻そうとポロが冒険を繰り広げるお話です。いつになく、場面から場面への移行が独創的と感じてしまったのは、やっぱりイマジネーションを養う「本」がテーマだったから? ともあれ、読書や本がテーマになる絵本っていいなあ、とあらためてその魅力が確認できた一冊でした。綿あめの国から鏡をくぐり抜け毛糸の描く世界を通るページがとってもよかった。どうして本が盗まれてしまったのか、理由が一目でわかる場面もよし。文字なしコミックならではの面白さが表れています。
 この一大騒動って、ひょっとして夢だったの……と思わせる帰結にも心があたたまりました。(asukab)
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  • 本を盗んだこの主は、お豆? 宇宙人? いったい何?

Polo: The Runaway Book (Adventures of Polo)

Polo: The Runaway Book (Adventures of Polo)