Teedie: The Story of Young Teddy Roosevelt テオドア・ルーズベルト大統領のお話

　"Teedie: The Story of Young Teddy Roosevelt"は、娘が夏休みの読書リストにいの一番に書き込んでいた絵本。「絵本でいいのー？」と正すと「いいんだよー」と白を切っていた。その後に夢中になっていたのが"Molly Moon"シリーズだったから、まあいいか。
　閑話休題。セオドア・ルーズベルトの生き様を紹介するこちらの伝記絵本は、子どもが大いに納得する、少年期のエピソードをたくさん紹介している。特権階級の暮らしを今の時代に、どうやって五感で受け止めるか――休暇で過ごした田舎でたくさんの動物に囲まれていたことや、病気（喘息）で随分苦しい思いをしたこと、父親が社会奉仕に献身していた事実などが、時間を飛び越えて共感できることになるだろう。すでにルーズベルトの伝記はたくさん出ているのだけれど、線画のイラストを含む「親しみやすさ」が本作の特徴と思えた。
　後の大統領フランクリン・ルーズベルトは遠縁のいとこ、妻のエレノアはセオドアの姪っ子だそうだ。これは知らなかった。
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