は虫類について学ぶ

 娘のクラスは今、動物の単元の中で「ほ乳類」に続き「は虫類」について学んでいる。教室に入ると黒板の前には、へび、とかげなどこの分野の写真絵本、図鑑絵本がずらりと並んでいた。いろいろな生き物について知ることは、ワクワクする発見の連続だろう。
 クラスでは『Hide and Snake』を読み、自分たちもカラフルなへびをいろいろな場所に隠す横長絵本を作る活動をしたらしい。娘はへびを「家のまわり、オーストラリア、太陽、土星」に隠していた。絵は、子どもの思いを一瞬のうちに反映するのでおもしろい。太陽、土星は、最近宇宙の単元を終えたばかりだから登場。オーストラリアは、きっとエリマキトカゲが住んでいるからかな?
 この絵本はうちにもある。息子が小さな頃、Keith Bakerの作品に魅せられて購入した一冊だ。なので、家に戻ると彼女はさっそく学校ごっこを始め、わたしが先生になって「へびがどこに隠れているのか」を生徒に当てる役を仰せつかった。イラストは、緑、青、紫、茶系中心の落ち着いた色調だけれど、さまざまな模様が登場するからだろうか、とてもカラフルな印象を受ける。へびの体に描かれたエスニック調の柄を探すのはまあたやすいが、彼の頭がどこにあるのか、これはちょっと大人の目でも見つけにくい。かわいいスマイルを目ざせばいいのだけれど。小さな生き物の、この「ぽっ」とした幸せそうなスマイルが、子ども心を多大に魅了しちゃうんだろうなあ。息子が嬉しそうにしていた顔も、同時に浮かんできた。(asukab)

Hide and Snake

Hide and Snake