クッキーの絵本なら、これ

 クッキー好きの娘が「この絵本、だ〜い好き!」と感想を漏らした一冊。お菓子三昧の日には、特に受けがいい。『The Doorbell Rang』(邦訳『おまたせクッキー』)は、実は算数の絵本。お母さんの焼いた12枚のクッキーを、はじめは2人で分けようとしていたのに友だちがやって来て4人で分けることになり、そこにまた友だちが2人やって来て6人で分けることになり……という展開。食いしん坊の娘には、クッキーの分け前が減っていく状況が、きっとじんわり心に焼き付くことだろう。最後には、「おまたせ〜」のうれしいできごとがあるから、これは心ときめくはず。
 絵本の分類を「数」にしようか「食べ物」にしようか迷ったけれど、娘の興味のあるところから判断すると、当然「食べ物」というところ。クッキーを焼いたときに読むと、断然盛り上がってしまう。
 もう一冊『もしもねずみにクッキーをあげると』は、お菓子よりも「もしも……」の仮定が愉快なぐるぐる話なのでまたの機会に。昨日は上記3作品を満喫するためのマシュマロ・デーだった。(asukab)

おまたせクッキー

おまたせクッキー