米国暮らしの絵本手帖〜絵本棚の整理3〜

 テーマ別絵本の整理はずっと目ざしていることだが、テーマのカテゴリーはひとつには収まらない。公立図書館では、まず最初にフィクション、ノン・フィクションに分けられる。その後、年齢別。絵本はだいたい4歳から8歳向けとされているので、それ以前の赤ちゃん・幼児向け絵本には「年少」が加えられ、9歳以上の絵本には「文学」の表示が付いたりする。テーマは、たとえば『ぶたばあちゃん』なら、「ぶた、死」、『3びきのくま (海外秀作絵本)』では、「おとぎ話、民話、くま」、『Ten, Nine, Eight』なら、「子守歌、数」などのように多くは複数に。年齢の高い子ども向け絵本(特にノン・フィクション絵本)になればなるほど、細分化される傾向にある。
 個人的に季節感を味わう読み方をしているので、asuka's booktree 絵本棚では、四季の認められるイラストが見られたときは必ずそれも記すようにしたいなと思う。(asukab)