お誕生日絵本カウントダウン#11

 お誕生日当日は、『ゆかいなゆうびんやさん―おとぎかいどう自転車にのって*1*2。これは、カウントダウンを思いついたときから決めていた。手紙を開く瞬間のときめきを、一冊の絵本に凝縮するとこんな形になる。受け取り人は知っている人たちばかりというところも、ときめき方に拍車をかける。こういう、既存の物語をお話に取り入れることを「間テクスト性」と言うそうなのだが、子どもにとって「あっ、これ知ってるよ!」のうれしさと懐かしさは、心を耕す原動力になる。
 絵本を見せると娘は、「女の子のお誕生日の本!」と大きなスマイルで返してくれた。彼女の中では手紙の本というよりは、すでにお誕生日として定着しているようだ。しかし、今日は興奮し過ぎて疲れてしまった様子。ちょうどアート・キャンプも始まり、ケーキも食べておおはしゃぎだった。中ほどまで進んだところで、アウト。
 今日からは胸を張って「I'm 6!」だね。8歳のお誕生日にはこの英語版を、その年のクリスマスにはゆうびんやさんのクリスマス英語版を贈ろうと心に決める。(asukab)

ゆかいなゆうびんやさん―おとぎかいどう自転車にのって

ゆかいなゆうびんやさん―おとぎかいどう自転車にのって