北国の子どもたちに贈るクリスマス絵本

 とっても遅ればせのレビューだが、書いておかないとどんどん遅れてしまうので。
 『There Was No Snow on Christmas Eve』は、欧米思考の固定観念を取り除く当地向けの絵本。宗教は土着化されるのでクリスマスといえばホワイト・クリスマスといったイメージはもっともだが、真のクリスマスを知る視点が大切ということで描かれた。
 写実的で丁寧なイラストが、ベツレヘムの夜のできごとを厳かに物語る。文章は見開きに1文のみ。とてもわかりやすいので、小さな子どもでも十分に理解できるだろう。北国の子どもたち向けではあるが。日曜学校にいいなあと1人でうなづいていた。嬰児イエスの姿にわが子たちを重ねた。(asukab)

There Was No Snow on Christmas Eve

There Was No Snow on Christmas Eve