christmas

贈り物のクリスマス絵本

サンタクロースの絵本と重複する作品もありますが、「贈り物」がテーマのクリスマス絵本リストを作ってみました。◆をクリックすると、レビューに飛びます。(未完成) →サンタクロースの絵本 - 絵本手帖 子どもたちにしみじみとするしずかな贈り物の絵本 ミ…

有名作家のクリスマス絵本

自分の知る限りまだ3冊のみで、発展途上のリストです。これから発掘して探していこうと思います。◆をクリックすると、レビューに飛びます。 お日さま、お月さま、お星さま:カート・ヴォネガット ◆ A Christmas Memory:トルーマン・カポーティ ◆ Auggie Wr…

サンタクロースの絵本

久しぶりに「きまぐれ絵本棚」の整理を……と思い、サンタクロースの絵本をまとめてみることにしました。すべてではありませんが、◆をクリックするとレビューに飛びます。定番絵本のレビューは絵本手帖には記してないと思っていたところ、昔に書いたものがけっ…

子どもと大人 クリスマスに贈る絵本

毎日アドベント絵本の包みを開きながら、クリスマスにこの絵本を贈ったらすてきだろうな……といった気持ちに駆られています。すべてではありませんが、◆をクリックするとレビューに飛びます。 →クリスマス絵本24冊を布で包むアドベントの過ごし方 - 絵本手…

Mog's Christmas モグのクリスマス

"Mog's Christmas"(邦訳『モグのクリスマス』)は、モグ・シリーズの中でさいしょに出会った絵本です。その後、シリーズはすべて読みましたが、このクリスマス絵本が一番愉快でした。お話は、ふとっちょタビ猫モグの、とあるクリスマスの光景を描きます。 …

Sun, Moon, Star お日さま、お月さま、お星さま

"Sun Moon Star"(邦訳『お日さま お月さま お星さま』)は、不思議な降誕絵本だった。まず絵本誕生の背景が特異だ。ニューヨークで編集コンサルタントをするフランク・プラットがグラフィック・デザイナーのアイヴァン・チャマイエフに絵を描かせ、これをカ…

クリスマス絵本24冊を布で包むアドベントの過ごし方

id:misaruさんから教えていただいたアイデアを今年、さっそく実行してみようと思います。これは、クリスマスまで1日1冊読もうと選んだ絵本24冊を、1冊ずつラッピングして、アドベント・カレンダーのように子どもたちに1日1つ、開いて楽しんでもらおう…

2010年アドベントに読むクリスマス絵本24冊

今年ももうアドベントの季節です。なんと、はやいこと……。最近、日本の古典に傾倒していることも手伝って、何だか絵本がものすごく遠くに見えていました。 振り返ってみれば、イギリス産業革命からブルジョア階級が生まれ、その子弟に広まった絵本。子どもの…

「売れると思ったのになぜ売れぬリスト」から絵本1冊

→ジュンク堂書店さんに聞いてみた。「売れると思ったのになぜ売れぬ」の書籍リスト - プログラマになりたい 話題のリストから欲しいなと目をつけていた絵本を1冊。"お日さま お月さま お星さま"はクリスマスの時期を逃してしまったので、今もカートに入った…

エリーちゃんのクリスマス

金曜日に、日本からうれしい包みが到着。エピファニーが過ぎもうクリスマス気分ではないけれど、感動を忘れてしまわないうちにしたためる。 ずっと読みたいと思っていた『エリーちゃんのクリスマス (世界絵本傑作シリーズ―アメリカの絵本)』。赤い表紙、ぬく…

The Christmas Magic 書き忘れていたクリスマス絵本

"The Christmas Magic"は、2009年クリスマスの絵本で目に留まった一冊。華やかなクリスマスのイメージとはかけ離れた、ほの青く透き通ったクリスマスが描かれる。 主人公は大仕事の一夜へと準備に勤しむサンタさん。でもそのいでたちからそこはかとなく魔法…

A Christmas Memory トルーマン・カポーティがつづるクリスマスの思い出

ポール・オースターに引き続き、トルーマン・カポーティの"A Christmas Memory"をCD朗読を聴きながら味わってみた。 カポーティ7歳の頃のクリスマス物語。両親が離婚したため遠縁の家で暮らしていた時代の思い出である。当時の彼は、いとこ同士という60ウン…

Auggie Wren's Christmas Story 「いいお話だった、おばあちゃんのところが」

日曜礼拝から戻り"Auggie Wren's Christmas Story"を読んで、ぐしゅぐしゅ、ぼろぼろ。息子にも読んでもらわなくちゃと勧めたところ、珍しく嫌がらず読み「いいお話だった、おばあちゃんのところが」と感想を述べてくれた。 カメラ、落し物の財布、盲目の老…

2009年アドベントに読むクリスマス絵本24冊

降臨節第一主日。礼拝後、恒例のアドベントリース、カレンダー、クリスマスオーナメント作り。 子どもたちを待つ間に、アドベントに読みたい絵本24冊を挙げてみました。清らかで慎ましい「ちいさなクリスマス」がテーマです。クリスマスの絵本はろうそくの灯…

ペーテルとぺトラ

ふたたび雪。外界が白一面に覆われると不思議なもので、いろいろな想いが顔をのぞかせます。これは、雪国が思索に向く証でしょう。氷と雪に閉ざされた冬は純白なだけに、人の心を清め、透明な気持ちで事象を見抜く力を宿してくれるかのかもしれません。この…

クリスマスの人形たち

今月はモーツァルトの誕生月ということで、クラシック音楽専門ラジオ局から一曲おきにモーツァルト作品が流れてくる。気分は、軽やかにヨーロッパ。アジアで生まれた器楽が大陸を巡り端っこまでに到達する間、西洋音階が生まれ、音楽はここまで洗練されたと…

クリスマスのおきゃくさま

スキーから戻り、2日に家族の新年会。お節もぎりぎり間に合って、みんなに喜んでもらいながら小さな重箱をつついた。やはり、祝いの料理っていいなあを実感しながら。今年は去年の反省から、二の重の焼き物を充実させてみた。 うちの場合、材料費や器を考慮…

ひみつのかいだん

昨日*1に続き、絵本シリーズ「のばらの村のものがたり」(全8巻)から、その5となる『ひみつのかいだん (のばらの村のものがたり (5))』をご紹介。 本書では、冬至まつりの準備に忙しいだんしゃく家の樫の木館を舞台に、屋根裏部屋で見つけた秘密の階段を探…

青い鳥

今日も、雪。ぼたん雪を眺めながら、部屋にたたずむ時間に推され『青い鳥 (世界の名作 (1))』を手にした。 クリスマスの前の晩。貧しいきこりの家に、クリスマスらしさは何ひとつ存在しない。いつもと同じにほんの少しの黒パンとスープだけのさびしい食事を…

くるみ割り人形

降誕日に読んだ絵本は『くるみ割り人形』。イブの夜にもらったくるみ割り人形をめぐる少女マリーの夢と愛、勇気を描くファンタジーです。最後にこっけいな姿のくるみ割り人形と結ばれる物語は、少々「美女と野獣」的なテーマも含まれます。真の愛情を貫いた…

The Hundred Dresses 百まいのドレス

年明けの2月初旬、娘の学校で文学フェアが開かれる。今年開催の科学フェアと隔年で、テーマを決めて作品の展示発表をするのである。で、選書をどうしようと悩んだ挙句『The Hundred Dresses』(邦訳『百まいのドレス』)などよいのではないか……と思いついた…

ほしのひかった そのばんに

『ほしのひかったそのばんに』は、最初のクリスマスをわかりやすく伝える絵本です。新訳聖書「マタイによる福音書」「ルカによる福音書」のイエス降誕に至る場面を、やさしく語っています。 深紅の表紙には、「さあ、こっちよ」とベツレヘムを指差しているか…

サンタクロースのすきな おはなし

木の幹にもたれ、気持ちよさそうにいびきをかいて眠っているサンタクロース。大忙しのクリスマスを前に準備運動をしていたら、疲れてふと居眠りしてしまったのです。「もう ことしは ひとりで クリスマス プレゼントを せおって いくのは むりかもしれない」…

おもいでのクリスマスツリー

『おもいでのクリスマスツリー』は、毎年持ち回りで村のクリスマスツリーを用意するという米国アパラチア地方の一村を背景に、力強く生きる母子を描く。 時代は第一次世界大戦勃発のころ。出兵した父親を待つ娘と母親が貧しくとも凛と背筋を伸ばし生きる姿が…

Usborne's 50 Christmas Things to Make & Do クリスマスのクラフトブック

『50 Christmas Things to Make and Do』で提案されるクリスマスクラフトは、かわいいし簡単。非常にアーティスティックで一目で気に入ってしまった。主にペーパークラフトやコラージュが中心で、子どもが気軽に取り組めそうだ。 アドベント期間中は、この本…

2008年アドベントに読むクリスマスの絵本24冊

1日から一日一冊読んでいくクリスマスの絵本。今年のリストは、こんな感じになりました。その年の気分しだいなので、毎年過去の絵本リストを振り返るのが楽しみです。 1日 こぐまのクリスマス クリスマスをまつ24のおはなし◆ 2日 ボビーとそらいろのヨット―…

The Christmas Rose クリスマス・ローズによせて

『The Christmas Rose』は2年前に再版されて話題に上っていた、1920年代ドイツ初版のクリスマス絵本です。アドベント・カレンダー的な意味合いで出版され、その後絶版。画家エルゼ・ヴェンツ-フィエトルの娘さんたちがその存在を明かすまで、ずっと過去に葬…

Jingle-Jingle ぱかぽこはしろのクリスマス版

『Jingle-Jingle』は、『Clip-clop』(邦訳『ぱかぽこはしろ! (児童図書館・絵本の部屋)』)*1のクリスマス絵本です。こちらも子どもの喜びを素直に描き、ほろりとかわいい。こんどはみんなでソリすべりを楽しみます。 坂の上から、ひゅ〜。おうまさんもソリ…

クリスマスの絵本棚

毎年挙げている「アドベントに読む絵本24冊」は12月に入ってからご紹介することとして、クリスマス商戦のはじまったブラック・フライデーの今日は、アマゾンくるくるウィジェットに並べてみたクリスマス絵本10冊を「クリスマスの絵本棚」として列挙してみま…

バーナデットのモミの木

美しい絵と言葉。そこに心のこもった物語が宿っていたら、これほど胸に染み入る絵本はありません。幼少期を振りかえるとき、ときに叙情におぼれてしまいがちな作品の多かったことも否めませんが、絵本の定義は「心を打つ言葉、絵、物語」だったはずと記憶し…