屋根の上のフラミンゴ

 市内地区リトル・リーグ(ラグ・リーグ)の優勝戦ドジャーズはメッツに6−10で敗戦し、市トーナメントに出場できなかった。怪我のことを考えると、これでよかったかなとも。あとは、オールスター・ゲームが残るのみ。
 というわけで、負けた気晴らしにと思い、息子と『Flamingos on the Roof』を読む。表題詩は、クリスマス・イブの前夜(12月23日)を歌う詩。「クリスマスにフラミンゴ!?」と思わず叫んだのは、わたしのほう。イメージの唐突さが新鮮ではないか。収録された29編の詩は、どれもイマジネーションとナンセンスで絡められ、中学生にもってこい。カラフルなイラストといっしょに、遊び心いっぱいの言葉が連なっていた。動物、虫、天候、アルファベット、メドゥーサ、ポセイドン、スフィンクスなど、詠われる対象もいいのだろう。
 一編ずつ交互に読み、なかなか楽しかった。「詩って読みやすくて、いいなー」とは息子の感想。どの詩も軽やかで明るくて、思わず自分でも作りたくなってくる。(asukab)

Flamingos on the Roof

Flamingos on the Roof