A Day at the Market パイク・プレイス・マーケットの一日を描く絵本

 『A Day at the Market』(作者サイトSara Anderson — Home)は本屋さんで見かけた一冊。今年100周年を迎えるパイク・プレイス・マーケットを紹介するため、目立つところに誇らしげに置かれていた。
 ボードブックで韻を踏み、切り抜きの仕掛けがあるという仕様。つまり、子どもに親しみやすく、大人にはアートとして味わえる、ちょっと変わったご当地絵本である。作者はやはり地元のコラージュ作家で、シアトルへの愛着ぶりがうかがえるのだった。
 切り込みの入り方がすごくおもしろい。厚紙にした分、凹凸がはっきりしてマーケットの表情が出ている感じだ。パイク・プレース・マーケットを訪ねる際のお供に。(asukab)
amazon:Sara Anderson

  • マーケットを知る絵本としても秀逸

A Day at the Market

A Day at the Market