Gizmo 歯車、てこ、滑車……物理の好きなみんなに……

　『Gizmo』には、永久に動き続ける仕掛け作りに奮闘するルドウィグ・ヴォン・グリンク博士一家の姿が描かれます。歯車、てこ、滑車、分子模型になぜか試験管、ビーカー……、物理嫌いのわたしでも小さな頃にこういう絵本に出会っていたら、少なくとも機械仕掛けを「おもちゃ」と思える気持ちが芽生えていたかもしれません。韻を踏んだ文章はとてもユーモラスですが、テーマがテーマだけに物理用語が多い。娘と首をかしげながら、それでも家中、所狭しと連なった大作の仕掛けを目を凝らして楽しみました。
　落書きのようなペン画が設計図のような印象を与えていて、テーマに似合ってるかもしれません。発明・創作を高らかに謳っています。(asukab)
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• 器械の大好きな人に

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