くるみわり人形

 息子が「えっ、こんなのあるの?」と手にした絵本がセンダックの『Nutcracker』(邦訳『くるみわり人形』)。友だちが某劇団のクリスマス・くるみ割り人形公演にねずみの役で出演するとかで、ここにきて俄然興味を示している。当地バレエ団の公演なら息子が小さな頃いっしょに行ったけれど、あまり覚えていない様子。ここのくるみ割り人形はセンダックが美術監督をしたので「舞台装置が全部この絵本のイラストと同じよ」と話すと、また行きたいと言い出した。
 「これ、読んでいい?」――ということで、本日の就寝前読書は、くるみ割り人形。「ねずみの顔をした胡桃割りが欲しいねー」とクリスマスプレゼントのリクエストまでされてしまった。先日、お店で見かけていたのだ、灰色ねずみのくるみ割り人形。友人の影響恐るべし……を実感した夜。(asukab)
amazon:E. T. A. Hoffmann
amazon:Ralph Manheim
amazon:Maurice Sendak

Nutcracker

Nutcracker