The Secret Cave: Discovering Lascaux ラスコー洞窟を発見した少年
第二次世界大戦勃発の頃、フランス中南西部ラスコーで旧石器時代の洞窟が発見された。
4人の少年たちが宝物を探そうと入り込んだ洞窟には、赤や黒など鮮やかな色で描かれた動物の壁画があった。少年のひとりジャックが旧石器時代に詳しいラバル先生に報告すると、パリから専門家がやってくることに。こうして、世紀の大発見は、暗い戦時下にあって話題のニュースとして世界に伝えられた。
偶然に見つけた地下のほらあなが有名なラスコーの洞窟だったとは、ストーリーを追うほうも興奮してしまう。立派だったのは「この壁が宝物のすべてだよ」と壁画の価値を見抜いていた少年ジャックである。小学生時代に担任のラバル先生から旧石器時代について学んでいて、その知識が大きく役立った。純粋な少年に地元の歴史をまっすぐに伝えていたラバル先生もすばらしい。
水彩で描かれた人物が、とても美しい。
The Secret Cave: Discovering Lascaux
- 作者: Emily Arnold McCully
- 出版社/メーカー: Farrar Straus & Giroux
- 発売日: 2010/09/14
- メディア: ハードカバー
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