きゃっ、きゃっと遊んで、おやすみなさい

 こちらは、10からキスのカウントダウン。『おやすみのキッス (講談社の翻訳絵本)』は原書で手にして、かわいいなあと思っていた絵本。表紙が印象的なのだ。カレン・カッツは、米国の赤ちゃん・幼児絵本定番作家という感がある。
 これを日本語で読むと、これがさらにかわいい〜。こういう幼児の世界は、(わたしには)日本語の方がぐっと親しみやすい。最初は小さな指にそーっと10回キス、次にぱたぱた動く足に笑いながら9回キス、ぽっちゃりしたひざにすばやく8回キス、かわいいおへそに7回にぎやかなキス……。ぐずっていた赤ちゃんに、家族みんながちゅっちゅっとハートマークを残しながらキスをしていく。
 赤ちゃん絵本だけれど、実はこれ、娘も息子も大好きで、次は自分にキスしてと盛んにリクエストをしてくる。ちゅっとするときの副詞の部分を、絵本のとおりに演出するのがすごい楽しい。足へのキスは汚れていたりして「え〜っ」の反応をすると、「えへへ」と嬉しそうなおふざけ顔。お風呂上りが楽しいと思う。(asukab)

おやすみのキッス (講談社の翻訳絵本)

おやすみのキッス (講談社の翻訳絵本)