Bad Dog, Marley! いたずらマーリー

 子犬の頃はかわいかったのに、大きくなったら困ったことばかりしてしまう犬のマーリー。『Bad Dog, Marley!』は、愛犬家にはたまらない一冊では。イラストが説明的でビジュアルアートを堪能する絵本ではないのだけれど、マーリーの巻き起こす事件に共感が湧きホームドラマのほのぼのとした温もりが漂う。何とも言えず、ほかほか暖かいのだ。理由は、作者の語りかな。お父さん、お母さん、女の子キャシー、赤ちゃんルイの4人一家がマーリーと交わす会話は、米国の家庭で耳にするそのものである。特に息子と娘に受けていたのが、ルイの表現。2人とも、きゃらきゃら大笑いしていた。

"Bad dog, Marley!" Daddy said.
"Bad dog, Marley!" Mommy said.
"Bad dog, Marley!" Cassie said.
"Bah boo-boo, Waddy!" Baby Louie said.

 こういう作品を読むと、動物と一緒の暮らしって大変だけど得るものがたくさんあるなあと実感する。うちのスクーター、ギャビ、デュークに感謝。ほんとうに、彼らのおかげでどれだけ日々が愉快に弾んでいることか。家庭での話題は、半分以上が動物関連話のような気がしている。(asukab)
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  • ベストセラー『Marley & Me』から生まれた絵本

Bad Dog, Marley!

Bad Dog, Marley!

Marley & Me

Marley & Me