Piglet and Papa こぶたちゃんとパパ

 『Piglet and Papa』は、父の日あたりに書いておけばよかったなあと思った絵本。『Piglet and Mama』(邦訳『だいすき、ママ! (主婦の友はじめてブック―おはなしシリーズ)』)に続く作品です。前作には、ママといっしょでしあわせいっぱいのこぶたちゃんが描かれます。新作のほうは、おふざけでパパのしっぽを「かぶり」を噛んでしまい、「いたい!」と顔をしかめてパパが反応したところからお話のはじまり、はじまり――。「パパ、ほんとうに あたしのこと すきなのかな……」と余計な心配を募らせ悩むこぶたちゃんの姿が描かれます。
 個人的に、曇り一つない澄んだ気持ちで読み終えられた前作のほうが好きでした。でも、子どもとしてみれば、こういうアクシデントもあることでしょうから、パパとのストーリーは共感を得やすいかもしれません。
 ペン画に水彩のイラストがはじけていて、とってもお茶目です。(asukab)
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Piglet and Papa

Piglet and Papa