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Me and My Dad! くま親子のストーリー

『Me and My Dad!』は、こぐまちゃんとくまのお父さんを描く絵本。冒険に満ちたパパとの一日が厚塗りのアクリル画で活写され、パパといっしょに遊びたい日にはもってこいの内容です。朝、起こしてもらうところから始まって、散歩に出かけて、追いかけっこし…

Piglet and Papa こぶたちゃんとパパ

『Piglet and Papa』は、父の日あたりに書いておけばよかったなあと思った絵本。『Piglet and Mama』(邦訳『だいすき、ママ! (主婦の友はじめてブック―おはなしシリーズ)』)に続く作品です。前作には、ママといっしょでしあわせいっぱいのこぶたちゃんが描…

A Father Like That そういうお父さんがいいな

『A Father Like That』は、父親を知らない少年が「もし父さんがいたら……」と父親像を思い描く絵本。ゲームをしたり、本をいっしょに読んだりと、憧れの日常を母親につぶやくのだった。 昨年度、主人の担任したクラスは半数以上がシングルファミリーで、父親…

A Perfect Day こんなにいい日はないよ

レミー・シャーリップの最新作『A Perfect Day』がすてきです。紙の質感と水彩のやわらかい色合いが父子の何気ない一日を伝える絵本で、日々開いては陽だまりのようなぬくもりを確かめています。絵本には「何気ない」が必要条件として求められますが、そこが…

The Father Who Had 10 Children パパと10にんのこども

パパは朝から大忙し。10人の子どもたちのために早起きして朝食を作り、洋服を着せ、学校に連れて行く。(ひゃあ、これは大変!)仕事から戻れば、お風呂、夕食。お話ひとつを聞かせて寝かしつけた後に、パパは自分の夢計画に取り組んだ。それは船を作って、…

Mystery Bottle おじいちゃんからもらったガラスのこびん

ある日、突然送られてきたガラスの小瓶。中には、地図が入っている。差出人は、イランに住むおじいちゃんだ。突然風が吹いてきて、男の子は風に乗って街を過ぎ、海を渡り、山を越え、お父さんの生まれた街、テヘランに到着した。そこではおじいちゃんが待っ…

Every Friday 父さんといっしょの金曜日

『Every Friday』に描かれるのは、お父さんと小学生ぐらいの男の子。父子は毎週金曜日の朝、特別なお出かけをします。お母さんと赤ちゃんに「行ってまいります」を言って、目指すは街の小さな食堂。ここで二人は、お決まりのメニュー、パンケーキの朝食を楽…

とうさんはタツノオトシゴ

子どもと海の生態を学ぶうちに、タツノオトシゴのユニークな生殖機能を知った。お父さんが卵を産むんだって! 逆立ちしても発想できなかった事実を知り、息子といっしょにへえ〜と驚いたものだ。その後エリック・カールの『Mister Seahorse』(邦訳『とうさ…

My Father's Shop モロッコの市場を舞台に文化の豊かさが実感できる絵本

『My Father's Shop』の舞台は、モロッコ。ムスタファ少年のお父さんは、じゅうたんを売っている。ある日、穴があり売り物にならないじゅうたんをもらったムスタファ少年は、交換条件として観光客相手に使う外国語を父さんから学ぶことになる。「Bienvenue」…

Pop's Bridge 父さんの橋

記録しようしようと思っていて、父の日からずっと遠ざかってしまった。『Pop's Bridge』は、ゴールデンゲイトブリッジの建設を少年の目から描いた歴史ノンフィクション絵本である。作者がアイルランドから米国に移民した頃、実際サンフランシスコで目にした…

すきすき ちゅー!

登校前に時間があったので、娘と『すきすきちゅー!』(原書『Hey, I Love You!』)を読んだ。晩ご飯を取りに行くため森の向こうに出かけてゆくお父さんねずみと、留守番をする子ねずみちゅーちゃんのお話。 お留守番の決まり「かけがね がっちゃん、かぎを …

My Father the Dog とうさんは いぬ

とうさんは にんげんのふりをしているけど、ほんとうは いぬなんだよ。だって、こんなことが あるもの――。 『My Father the Dog』は、米国中流家庭の日常とその典型的父親像が子どもの視点で描かれる絵本。「中流家庭」「典型的」と言い切ってしまってよいも…