Knuffle Bunny Too: A Case of Mistaken Identity くたくたうさぎのおともだち

 「『Knuffle Bunny*1(邦訳『トリクシーのくたくたうさぎ (にいるぶっくす)』)のトリクシーがこんなに大きくなったよ!」と娘に『Knuffle Bunny Too: A Case of Mistaken Identity』の表紙を見せると、「ええー!」とびっくり顔。見て見て、このおかっぱ頭、髪が茶色になれば娘にそっくりじゃないの。トリクシーはどんなプレスクール生活を送っているのかな。手にするのを待ち焦がれていた2冊目なので、わくわく娘と読み始めました。
 大好きなくたくたバニーを学校に持って行き有頂天だったトリクシー。ところがびっくり仰天! なんとソニアもまったく同じうさぎのぬいぐるみを持ってきていたのです。自分だけの特別なうさぎさんだと思っていたのに、誰かが瓜二つのぬいぐるみを持っていたなんて。トリクシーとソニアの間には、気まずい空気が流れます。とうとうぬいぐるみはグリーングローブ先生に取り上げられてしまいました。その夜、寝静まった頃、大変なことが起こりました。自分のくたくたバニーだと思っていたぬいぐるみが、どうやら自分のものではないようなのです!
 つまり、トリクシーとソニアはぬいぐるみを取り間違えて家に持ち帰ってしまったのですが、これから後が見ものです。親って大変、と思わずにはいられなかったけれど、それだからこそ子ども時代は尊いのでしょう。
 モノクロ実写の街風景にいつもの明るいイラストが描かれ、娘はそれだけでも興味深く見入っていました。ニューヨークの街角って、モノクロ写真が似合いますね。
 期待を裏切らない、またまた愉快な2冊目でした。今後もトリクシーの成長を見守らずにはいられません。エピローグに、ご注目を。(asukab)
amazon:Mo Willems

  • 来週9月18日-19日、シアトルに作者のモー・ウィレムズさん*2がやってきます。さっそく子どもたちと出かけ、サインをもらってきたいな

Knuffle Bunny Too: A Case of Mistaken Identity

Knuffle Bunny Too: A Case of Mistaken Identity