2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

こどものピアノ曲

絵本ではないのだけれど。『こどものピアノ曲 (中田喜直 作曲)』という子どものためのピアノ曲集がお気に入り。出版は半世紀前の1956年で、収録は全17作品。 「みじかいおはなし」とか「時計のはぐるま」とか。曲想は短調が多く、日本の童謡、童話につ…

The Christmas Magic 書き忘れていたクリスマス絵本

"The Christmas Magic"は、2009年クリスマスの絵本で目に留まった一冊。華やかなクリスマスのイメージとはかけ離れた、ほの青く透き通ったクリスマスが描かれる。 主人公は大仕事の一夜へと準備に勤しむサンタさん。でもそのいでたちからそこはかとなく魔法…

A Christmas Memory トルーマン・カポーティがつづるクリスマスの思い出

ポール・オースターに引き続き、トルーマン・カポーティの"A Christmas Memory"をCD朗読を聴きながら味わってみた。 カポーティ7歳の頃のクリスマス物語。両親が離婚したため遠縁の家で暮らしていた時代の思い出である。当時の彼は、いとこ同士という60ウン…

Auggie Wren's Christmas Story 「いいお話だった、おばあちゃんのところが」

日曜礼拝から戻り"Auggie Wren's Christmas Story"を読んで、ぐしゅぐしゅ、ぼろぼろ。息子にも読んでもらわなくちゃと勧めたところ、珍しく嫌がらず読み「いいお話だった、おばあちゃんのところが」と感想を述べてくれた。 カメラ、落し物の財布、盲目の老…

キャラクター人形、こんにちは!

絵本関連のキャラクター人形はたくさん出ているけれど、本日書店で目にしておお〜と驚いてしまった仲間たちをご紹介。 『ゆきのひ (偕成社の新訳えほん―キーツの絵本)』のピーター。帽子つきのオールオーバーを身にまとった、起毛の細かいタオル地のお人形。…

Henry in Love 恋するねこのヘンリー

寅年2010年を迎え最初に手にした絵本が、こちら"Henry in Love"。やわらかな余白が生きる、ほんのり甘い恋のお話だ。 主人公たちは小学生で、しかも擬人化された動物ちゃん。顔ぶれとしては、先生が犬。生徒たちは牛、猫、うさぎ……。いずれのキャラクターも…

祝いの料理――絵本に出てくる理想の家族

お節づくりが愉しくてしかたがない。子どもたちが成長するにつれ一品一品に託された思いを汲み取ってくれるようになり、元日の朝は毎年、新しい一年にかける願いが「食」と「会話」を通して昇華していく。 歳月の中で、豊かな彩りと深い味わいをとどめる日本…