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The Black Book of Colors 点字の絵本

もしも光が見えなかったら、人はどのような感性を用いて世界を形容するのだろう。 大学のとき、ボランティアで目の見えない子どもたちのために絵本を作ろうとした。「自分なりのイメージで絵本を作ってみてください」とグループの主宰者からアドバイスを受け…

Living Color 自然の色に魅せられて

「色」に敏感な自分としては、『Living Color』のような絵本は特別なクラスに入れたくなる。登場するのは色鮮やかな生き物たち。全66匹が、赤、青、黄、緑、オレンジ、ピンク、紫の色に分けられ、トリビア的な解説付きで紹介される。写真だったら普通かもし…

おとうとは青がすき

『おとうとは青がすき―アフリカの色のお話 (世界の絵本)』(原書『Chidi Only Likes Blue: An African Book of Colours』)は、身近な色を通してアフリカの暮らしや文化を知る写真絵本です。お姉ちゃんのンネカが弟のチディに色の名前を教えながら、彼女の日…

COUNTING OVEJAS ひつじがいっぴき

眠れない夜の思い出――祖母の家では、柱時計のチック、タック、チック、タック。自宅では置き時計のウェストミンスター・チャイム。夜は時間と親密だ。辛抱強く時間と向き合ううち、すまし顔の正確な秒針がいつの間にか朝を連れてくる。眠れない夜に羊を数え…

あかがいちばん

『あかがいちばん』――。こんなにも心に染み入る絵本に出会えるとは。娘と一読して、しばらくうっとりしていた。『Red Is Best』はカナダのロングセラー絵本ということだけど、図書館でも学校でも書店でも目にしたことがなかった。米国で流通していないのだろ…

色の名前を確かめよう『Lemons Are Not Red』

仕事の帰りが遅いので、子どもの宿題はすべて主人任せ。娘はどんなことをしているのかなとバックパックをのぞくと、今授業では色名のつづり練習をしている模様。ということで、登校前に時間があったので『Lemons Are Not Red』を読む。 表紙をめくると右側に…