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One Big Rain: Poems for Rainy Days しとしと雨の降る夜に

1か月前、いえいえ、これは2か月近く前から、購入して袋に入れっぱなしになっていた絵本のうちの1冊。"One Big Rain"を書店の袋から取り出して、ちょっと思い出してみる。あれは確か公立校の初日が雨降りで、その日に書店に立ち寄り久々の衝動買いを敢行…

Thunder-Boomer! 夏の嵐

うだるような暑さの中、突然、暗雲が空を立ちこめ雷がとどろき始める。夏の嵐。 "Thunder-Boomer!"に描かれるのは、米国中西部。干草の匂い、大粒の雨、動物たちが同様する雷鳴などなど、散文詩で語られる夏の嵐がそのまま体感できる絵本だった。当地も今日…

Who Likes Rain? 雨好きさんに

『Who Likes Rain?』に描かれるのは、アジア(というか、日本?)の雨。表紙の女の子からそんな印象を抱いてしまうのかもしれないけれど、そうでなくても絵本の中の雨は灰色で子どもの頃に抱いたイメージと重なっている。このあたり、雨の日も元気に外で遊ん…

あかいかさ

ずっと読みたいなと思っていた絵本『あかいかさ (海外秀作絵本)』を読んだ。(娘がいないので、ひとりで。さみしいなあ〜。) 憧れていた絵本は、縦17センチ×横13センチの手のひらサイズ。赤い傘というタイトルだけど、表紙の色はサーモンオレンジで、本文中…

あめふりの歌と絵本

北原白秋作詞、中山晋平作曲「あめふり」が、5番まで続くことを忘れていた。歌詞を探し出し全部歌おうとしたけれどちょっと遊び心が生まれ、4番と5番でどんなお話になるか息子にクイズをした。すると、「(泣いている子に傘を渡し、)男の子はお母さんの…

洪水と人々

米国南部メキシコ湾岸の州がハリケーンと洪水被害に見舞われたとき、思い出した絵本が『The Boat』だった。柔らか味のある鉛筆画に、ところどころ水彩で淡く色の点された美しい絵本である。伝えられる中身も美しい。人の心が、そのまま描かれているから。 町…

元気な雨を感じよう

静かな雨とは打って変わって、アフリカの熱い、激しいスコールを体感するならこの絵本。『Rain』(邦訳『あめ! (ポプラせかいの絵本)』)も原書で魅せられていた作品で、元気いっぱい厚めのカラフルなイラストの色使いがわたしのお気に入り。動物たちが五感を…

静かな雨の季節には

緑萌える季節の雨って、美しい。ちょっと肌寒いけれど、窓からぬれる木々を眺めているだけで気持ちが落ち着いてくる。小鳥のさえずりと、ポロポロンと流れるジャズピアノに包まれて、バタバタした朝を反省。こんなに美しい雨なのだから、もっと美しい朝にで…

傘の思い出

息子の好きな雨の日の絵本は断然、こどものとも012創刊年の7月号『かさ さしてあげるね (0.1.2.えほん)』だった。ぞうさん、きりんさん、ありさん、くまさんの背中に降る雨の音はみんな違い、それらはそれはそれはすてきな音。「ぴっちゃん ぱっちゃん」…

雨の歌

先週の日曜日、娘がおもしろい遊びをしていた。薄手の傘を開き、その上から大きさ3〜4センチぐらいの涙型に作ったパイプクリーナー(モール)をぽとぽとと落とすのだ。わたしを芝生に寝かせ、傘で顔を覆うようにしてお手製雨粒を20粒落とす。モールの雨粒…