2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ママを慕って

『MAMA: a TRUE story, in which a BABY HIPPO loses his MAMA during a TSUNAMI, but finds a new home, and a new MAMA』(邦訳『ママ―ほんとうにあったおはなし』)は、津波で母親と離れ離れになった赤ちゃんカバを描くノンフィクション絵本*1。文字表現…

おとぼけ賢者ゴハのお話集

読み終わったとたん「ねえ、ゴハのチャプターブックってないの?」と覗き込むように尋ねてきた息子。イスラム教国では誰もが知っているという賢いおとぼけおじさんゴハのお話絵本『Goha The Wise Fool』を読み、すっかり主人公のキャラクターに魅せられたよ…

木蘭歌

花木蘭とは、ディズニー映画にもなったムーランのこと。たまたま隣家でビデオを見せてもらい、娘が大ファンになった。そんなことを思い出し、息子と『Song of Mu Lan』を読む。個人的にこの絵本、大好きなのだ。中国では教科書に掲載されるほどの有名な故事…

DO NOT OPEN THIS BOOK!

タイトル『Do Not Open This Book』を目にして息子が即、「ね、これ読んで!」とリクエストした絵本。表紙から「開いちゃだめ!」と言われれば、開きたくなるのが人情というもの。おまけに息子の好きそうなブタくんが案内役とあり、どうして開いちゃいけない…

おりこうさんファーガス

作者の愛犬ファーガスを描いたと思われる『Good Boy, Fergus!』を息子と読む。白いテリア犬を飼っている人には、つぼにはまる絵本だろうか。描写がちょっぴりアニメーションっぽいからか、心の底から湧き出てくるような犬の愛らしさが感じられなかった。それ…

悠久の時を知る魔よけ獅子

『The Little Stone Lion』(邦訳『ちいさなこまいぬ』)は、言葉少ない語りかけ故に深く心に染み入る秀作絵本。わたしの知る中国絵本は台湾の作品がほとんどだったけれど、この作品は中国本土出身、北京在住作家によるものだ。だからなのかどうなのか、描か…