2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧
日本語を書くことで出力しても、話すことで出力する機会がない。日々話す相手は子どもたちなので、社会的な立場に置かれる状況下で話す機会がない。「言葉は心、心は人、言葉は人」――。わたしの場合、「言葉は人」の部分が著しくバランスに欠けている。話す…
絵本のタイトルは『My Cat, The Silliest Cat in the World』(「ぼくの猫――世界でいちばんおちゃめな猫」)。なのに、表紙には象一頭の姿。最初娘も不思議そうな顔をしていたけれど、ページをめくるうちに、ははあ、これは作者の遊び心で象という巨大な動物…
ロイター | 経済、株価、ビジネス、政治ニュース ニューヨーク州で、道路横断の際、iPodやブラックベリー、携帯電話など新時代のガジェット使用禁止になる可能性が出てきた。これらの機具は横断時、使用者の周辺交通への注意を妨げる原因となり、その結果、…
絵本の表紙には、「HIPPO!――カバだ!」の声に顔をしかめる一頭のサイ。不服そうに、「ちがう、サイだよ!」とつぶやいている。動物園内の看板文字とほんのひとことのつぶやきでつづられるサイの心情物語『Hippo! No, Rhino (Alex Toys)』(邦訳『カバ!じゃな…
五月の全校ミュージカル用の楽譜を受け取る。全七曲。ため息。今年は息子のバイオリン協奏曲ピアノ伴奏を引き受けてしまい、てんてこ舞いの状態だ。現在、ソナタ伴奏の練習に励む日が続く。リハーサルと合わせ、全部こなせるか微妙なところ。
この絵本の作者は、子育て経験がない。きっと日常的に子どもと縁のない生活を送る作家なのだろうというのが第一印象だった。正直子どもたちといっしょに読みたくなかったので、放っておいたら彼らのほうから「ママが読みたくない絵本なんてあるの〜?」と興…
あっという間に過ぎていく、七色きれいな七つの日。知らないうちに月が出て、知らないうちに火がともる。知らないうちに水を飲み、知らないうちに木を仰ぐ。知らないうちに金コンカンで、土っぷり、日がまた暮れていく。
「穴」や「めくり」という仕掛けはもっとも単純で、それゆえにエンタテイメント性の高い技だ。賢い工夫を施した絵本『Black? White! Day? Night!: A Book of Opposites』を手にして、あらためて単純性の魅力を実感した。サブダ*1作品のような驚異的なポップ…
もしも第40回スーパーボウルがマイアミで行われていたら、覇者はシーホークスだっただろう。公正な審判がなされ、試合運びがそのまま反映された結果が出ていたはずだ。試合後、シアトル側から「敵が審判団とは思わなかった」というコメントは出ず、スティー…
冒険すべきか、すべきでないか。若い頃は冒険なんて言葉を知らずとも、いつも未踏の地に向かっていた。それが親になると冒険なんてとんでもない!という発想に、いつの間にか摩り替わっている。自由奔放に何でもさせてくれた両親と同じことが自分の子どもに…
■天色(あまいろ) ■水色(みずいろ) ■瑠璃色(るりいろ) 小さなころからなぜか星占いが気になった。今でも「かに座生まれ」は、よく意識してしまう。娘とわたしがかに座、息子と主人はうお座。うちはみんな水の星でつながっている。みんなの星が、水の中…
圧倒的な絵本力はないけれど、なんとなく気になりいつまでも恒久的にイメージで遊べる絵本――。娘と『The Red Chalk』を読み、そんな印象を抱いた。 サラは退屈でしかたがない。自分の赤いチョークより、ティムの遊んでいるビー玉のほうがずっとおもしろそう…
米国に来てよかったと思えた人が一人いる。息子のバイオリンの先生である。旧ソ連(クロアチア共和国)出身の彼女は、モスクワ音楽院卒業後渡米し、夫の出身地である当地に定住した。 とにかく音楽に対する熱意、パッションが違う。性格がどうのとか個性がど…
文化継承って、お金のかかるものだ。お節準備をしながら、いつもつくづく思う。渡米したばかりの頃など、和食材の高さに閉口して、日本食が食べられなかった。お金という余裕――今もまだ完璧でないから、うちでは日本文化継承度数がかなり低い。『Uncle Peter…
誕生〜 教会、家族(音楽、芸術)、自然 学生〜 京都、シドニー 社会人〜今 夫、港、シアトル、子ども
がまくんとかえるくんに匹敵する読本シリーズは、きっとゼルダとアイビーシリーズ。『Zelda and Ivy: The Runaways: Candlewick Sparks』を読んで、思わず感じてしまった。何でも仕切ろうとするおねえちゃんのゼルダとその強いおねえちゃんについていくアイ…