2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

Brontorina ブロントリーナはバレリーナ

「『好き』を貫く」という表現が何年か前、はてな界隈をにぎわしていた。"Brontorina"は、それが何たるかを如実に物語っている。 バレエの大好きなブロントリーナが、バレエ学校への入学を懇願する。校長先生のマダム・セシルはハートのある人で、ブロントリ…

Hallowilloween ゆかいなハロウィン・ポエトリー

"Hallowilloween: Nefarious Silliness from Calef Brown"もハロウィン前に記すべきだった。こんな風に言葉をあやつりながらお祭りを迎えるって、さぞかし楽しいだろう。どのページにもウィットに富んだ、愉快で、ほんのり奇怪な詩が飛び交っている。 語感だ…

Alpha Ooops! H is for Halloween かわいい! アルファベットたちのハロウィン

ハロウィン前に記しておくべきだった。"AlphaOops: H Is for Halloween"では、おちゃめで、ズッコケのアルファベットたちがハロウィンの舞台に立つ。ふつうであればAから始まるところだけれど、今日はハロウィンだから、はじまりはH。こうして、ゾンビのZ…

アドベント絵本 第2日目

本日の絵本は、"Christmas Has Merry!"と『うちにかえったガラゴ』の2冊。前者はシンプルな韻を踏みながら、クリスマス・スピリットを伝える楽しい絵本。娘がプレスクールのときに、クリスマス会でいただいた絵本です。本人がうれしそうに読んでくれ、わた…

Ballet for Martha マーサ・グラハム、アーロン・コープランド、イサム・ノグチによる「アパラチアの春」

新しいものを創造するとは、どういうことか。加齢に伴い古典に傾倒している自分にとり、「俗」に宿る新しい無限性の追求は、とりあえず時間の無駄のように思えていた。「雅」はやはり古典に存在する。古典あってこその「俗」であり、研ぎ澄まされた文化の始…

アドベント絵本計画、初日は大成功

子どもたちの好きな絵本、わたしの好きな絵本、そしてクリスマスの絵本……。絵本の散乱する中、とにかく24の包みを作った。急いでいたので、実はわたし自身、何を入れたのかおぼろげにしか覚えていない。好きな絵本とクリスマスの絵本を半分ぐらいの割合で…

Olivia Goes to Venice オリビア一家のベニス旅行記

"Olivia Goes to Venice"を読み、オリビアの家にもう一匹、赤ちゃんが生まれていたことに驚く。でも、彼女はデビュー作"Olivia"のオリビアのまま〜。あれは確か9年前。その後、たくさんのシリーズ絵本・商品が出て、数と種類の多さには驚くなあ。裏返せば、…

読んでみたいな……いつか、きっと……

かわいい! アマゾンではまだ書影が出ていないようなのだけれど。『いつか、きっと』の表紙、この赤いおべべのような和柄を見て、『もりのおくのおちゃかいへ』とともに自分へのクリスマス・プレゼントにしようと衝動にかられた。 作品紹介として「小さな島…

We Are in a Book! モーさん絵本の人気のひみつ

1年生の教室で'Elephant & Piggie Book'シリーズは、絶大な人気を博している。3クラスのどの教室にもモーさん絵本のバスケットがあり、自由読書のときは取り合いになってしまうほどだ。キャラクターが愉快だし、感情表現が豊か、会話がシンプルで、テンポ…