2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

The Easter Egg Artists エイドリアン・アダムスのイースター絵本

今からすでに「イースター、イースター!」と浮かれている娘と『The Easter Egg Artists (Aladdin Books)』を読みました。今年のイースター・サンデーは四月八日なので、あと一か月イースター絵本を楽しむことになります。 ウサギのアボット一家*1は、アーテ…

イースターの絵本

古語辞典

先日の小包みに、古語辞典も入っていた。「文法、忘れちゃったなあ」と痛感し、同梱をお願いしたのだ。忘れたと言っても、当然の帰結かもしれない。受験目的で高三時しかまじめに勉強しなかったから、これだけきれいさっぱりに覚えていないのも納得がいく。…

うちのペットはドラゴン

ドラゴンがペットになる絵本『うちのペットはドラゴン』を娘と読んだ。 ペットショップでお父さんが選んだのは「かわりだね おかいどく ドラゴン トイレしつけずみ 50ペンス」の札を掲げたドラゴン。「ふつうの町にある、ふつうの家に住んでいる、ふつうの家…

ドラゴンの絵本

スケジュール

今週は多忙。息子のオーケストラ、ジャズバンドの冬季コンサート、野球、バスケットボール、絵画教室、バイオリン、ピアノ(娘)……と、毎日何かをこなしている。そうしている間に、主人の誕生日。ただただ、日が過ぎていくという感じ。でも怠け者の自分には…

ボルカ はねなしガチョウのぼうけん

「また来てる! ママ、ダックさんたちがまた来てるよ!」――。朝、ブラインドを上げ、娘が叫びました。そういえば、野生のアヒル夫婦のことは、日曜日あたりから興奮して話していたっけ……と記憶を呼び戻しながら窓辺を見やると、えっちらおっちらかわいらしい…

鳥の絵本

絵本の小包み

実家から待ちに待った小包が届く。子どもの気持ちに浸る幸福は、小包を開く瞬間にやってくる。中からはお菓子と絵本がこんにちは。今回は季節外れの日本語の絵本四冊だけだけど、欲しかった作品を手に入れて、体がとろんと砂糖菓子になっていた。 明日あたり…

絵本の小包み

実家から待ちに待った小包が届く。子どもの気持ちに浸る幸福は、小包を開く瞬間にやってくる。中からはお菓子と絵本がこんにちは。今回は季節外れの日本語の絵本四冊だけだけど、欲しかった作品を手に入れて、体がとろんと砂糖菓子になっていた。 明日あたり…

あすは きっと

小さな子どもたちの姿が描かれた絵本『あすはきっと』(原書『The Tomorrow Book』)を娘と読み、ぽちゃぽちゃ、ぷくぷくした「あの時代」を思い出していました。きっと娘も同じでしょう。小さくなった服からぷっくりおなかのはみ出ちゃっている男の子、もじ…

元気の出る絵本

スプリング・フラワー

「ママー、お外、スプリング・フラワーのにおいするよ。ママ、まだ外に出てないでしょ。ねえ、いいにおいがするよー」。 帰宅した息子が開口一番、わたしを春に誘い出した。ママ、涙が出ちゃうよ。自分が13歳のとき、両親にこんなに甘い言葉をかけていただろ…

カーニバルのおくりもの

『カーニバルのおくりもの (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)』(原書『Harlequin and the Gift of Many Colors』)は大斎節(レント)前に読んでおくべき絵本でした。とはいえ、レント期間中に開いても、十分に春を待つ雰囲気が伝わってきます。絵本に…

イースターの前に読む カーニバルの絵本

絵本とは時間のこと――雑誌について雑感その2

絵本を手に入れるということは、時間を手に入れることなので、表面をすくっただけの情報を扱う雑誌はとうていこの「時間」にかなわない。雑誌とはその名のとおり「雑」であり、断片破片の情報収集は、グーグルに任せておけばいい。貴重なお金は、「時間」に…

The Dumpster Diver リサイクル・アートを描く絵本

ごみの山からガラクタを掘り出し、椅子やテーブルを作ったり、アートなオブジェにしたり。地元在住作家による『The Dumpster Diver』は、「リサイクル」というシアトルらしい文化をテーマにしたユーモラスな絵本である。ジャンク・アーティスト、スティーブ…

リサイクルの絵本

ひなまつりにラズベリーピンクのダウンジャケット

小さなお雛さまセットを買いたいな……と思いながら実現できず、結局ショッピングはラズベリーピンクのダウンジャケットに落ち着いた。娘のほっぺとマッチするラズベリーピンクがかわいい。田舎では四月三日が雛祭りなので、あと一か月、小さなお雛さまセット…

The Flying Bed イタリア・フローレンスを舞台に空とぶベッドが描く現代の寓話

フローレンス中に知れる売れっ子パン屋だった父親と対照的に、二代目息子のグイードは材料を使い惜しみするためにろくなパンが焼けず極貧状態でパン屋を経営していた。家中の物を売りながら生活費をまかなっていたので、ある日からっぽの部屋を見た妻マリア…

イタリアに旅する寓話絵本

雑誌の話題

雑誌の行く末について話題になっているようなので雑感メモ。 日本の雑誌に限ると渡米以来、自分にぴたり!とくるものがなくて、去年の十月まで何も読んでいなかった。突然ある生活雑誌の定期購読を始めた理由は、このまま紙媒体に触れないでいると自分の日本…

MAX Counts His Chickens マックスのイースター絵本

イースターバニーの隠したピンクのマシュマロひよこを、ルビーとマックスが探していきます。お姉ちゃんのルビーは上手に探せるのに、弟のマックスはコーヒー缶やシリアルボックスをひっくり返したり、ジュースをこぼしたりで大騒ぎ。そうするうちに、ページ…

イースターの絵本

絵本モード

自分の絵本モードが変わりつつある。日英両方で揃えたかった数年前に比べ、最近は厳選して英語か、日本語かのいずれかという傾向になってきた。 米国の絵本はすでに読んでしまっているので、特別な作品以外、あまり邦訳で読みたいと思わない。日本語で読みた…

絵本モード

自分の絵本モードが変わりつつある。日英両方で揃えたかった数年前に比べ、最近は厳選して英語か、日本語かのいずれかという傾向になってきた。 米国の絵本はすでに読んでしまっているので、特別な作品以外、あまり邦訳で読みたいと思わない。日本語で読みた…

JOURNEYS FOR FREEDOM 自由を求めた人々の20話を収録した米国史絵本

自由って、なんだろう。ときに身勝手さとすりかえられてしまいそうだが、真の自由には責任と忍耐が伴う。『Journeys for Freedom: A New Look at America's Story』には、「北米で」あるいは「北米に」自由を求めた人々を伝える二十話が収録される。 清教徒…

歴史絵本/絵本モード