2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

FUN WITH MRS. THUMB あそぼうよったらおやゆびさん

先週一週間、バケーションに出かけたご近所の家族に頼まれ、息子が庭の水くれ、猫・魚のえさ係を担当した。それ以来、猫のミッキがうちを訪ねるようになり、ちょっとした猫ブームが起こる。「にゃお〜」と、か細い声で人懐っこく擦り寄られると、こちらのほ…

季節はずれの「マッチうりの少女」

地元書店で『マッチうりの少女』を買いました。ずいぶん季節はずれの買い物です。でも、わたしの中には「アンデルセン童話=いわさきちひろ(繊細な哀しさ)、民話=赤羽末吉(素朴なおおらかさ)、グリム童話=バーナデット・ワッツ(多彩な温もり)」とい…

DAD, JACKIE, and ME ジャッキー・ロビンソンと父さん

息子のチームが、第4戦で敗退。リトル・リーグ(メジャー)が終った。0−5で完敗。チーム安打わずか3本の内、息子が1本貢献できたことが唯一の慰めかな。サマーボールに申し込んであるので、今度はジュニアレベルでの試合が来週から始まる。ベースボール…

Roasted Peanuts サムとジャクソンのおはなし

リトル・リーグのシーズンまっさかり。タイミングよく息子と『Roasted Peanuts』を読んだ。 馬のサムと猫のジャクソンは、大の野球好き。観戦するのも、プレーするのも、いつもいっしょだった。でもサムは飛びぬけた運動神経の持ち主で、ジャクソンはそうで…

KOALA LOU コアラのルーちゃん

『Hunwick's Egg』*1に魅せられて、さっそく同じ作者コンビによる『Koala Lou』を読んだ。カラフルな鉛筆画も然ることながら、まずルーちゃんの愛くるしさに絶句。ぱちりとしたお目目、背中を丸めた小さな姿が、この世に生まれ出てきた息子、娘の表情、体形…

CINDERELLA ベルサイユ宮殿のシンデレラ

娘7歳、わたし43歳。本日米国時間7月10日に娘は日本で7月11日を迎え、別々の地で同じ日に母子ともに誕生日を祝う体験をした。彼女は親しいお友だち2人を招き、ケーキをいっしょに食べたそう。この日のために贈ったばら柄フューシャ・ピンクのワンピース…

The Boy Who Cried Wolf

『The Boy Who Cried Wolf』は、クリコフ*1の狼少年物語ということで楽しみにしていた絵本である。期待どおり、おふざけとシュールさの混じった軽妙かつ不思議な作品だった。 根底に流れるテーマは「あそび」。聞こえてくる声といえば羊たちの「おやつ、おや…

Homes

『Homes』は、台湾の絵本。ページを開くとまず、静かに語りかける声が伝わってくるような感じを受けた。詠われたあおむし、蝶々、小鳥たち……は、しあわせもの。みんな「おうち」を持っているという自然界の姿が、子どもに無条件の安らぎを与えている。ここで…

たなばた

知っているはずのお話なのに、読み返してみて新鮮な驚きを体験した『たなばた (こどものとも傑作集)』。透明感あふれる水彩が天の川でのロマンスを淡く描き出し、ぽうっと甘美な思いに浸っていました。 天の川で水浴びをしていた際、着物を隠され飛べなくな…

The Last Day of School

『The Last Day of School』は、夏休みが始まる前に読みたかった絵本。少々遅ればせで息子と読んだ。描かれるのは、チャップマン小学校3年生マシュー・ペレス君の学年最後の1日。それが6月4日というから、うちの学区よりも20日も早い夏休みということ…

SUPER FLY GUY

ハエんぼくんシリーズ2作目『Super Fly Guy』は、1作目より笑えた。今度は、学校のランチルームを舞台にしたドタバタ騒動である。ハエんぼくんが、いてはならないランチルームに出没したばかりに給食係のロズおばさんが首にされてしまった。責任を感じた彼…

なつのゆきだるま

『なつのゆきだるま (岩波の子どもの本)』は、独立記念日に読むのがぴったりの絵本。タイミングはどんぴしゃりなのに、娘がいない〜。この冬、もう一度読むのもいいか。 お話は、作った雪だるまをずっと冷蔵庫に隠しておき、「夏に雪だるまを見る会」を思い…

The Nothing King

『Nuts』*1に魅せられ、同じ画家の『The Nothing King』(邦訳『なにももたないくまの王さま (にいるぶっくす)』)を読んだ。 お話は表紙見返しから始まっている。任務に追われる日々にうんざりしたくま王さまはある日、荷物をまとめてお城を後にする。着い…

THELONIUS MONSTER'S SKY-HIGH FLY PIE

気持ち悪くておどろおどろしいけれど、かわいくて愉快。主人といっしょに『Thelonius Monster's Sky-High Fly-Pie』を読み、子どもに受ける!と互いに相づちを打った。怪物セロニウスが、ハエパイを作るお話である。 食したハエの味が忘れられず、ハエパイを…

Boy on the brink

絵本『Boy on the Brink』は、夢のお話。午前中おじいちゃんと釣りに行き、その帰りに機関車に遭遇。午後は家族みんなでビーチへピクニック。夕方からカーニバルに出かけ子馬に乗って……。そんな一日を過ごした男の子がその晩見た夢は、はらはらどきどきの冒…